パキポ実生に2年目の再挑戦|早播きとベランダ管理で差が出てきた話

園芸
この記事は、これから夏型塊根植物の実生に挑戦したい人の、
育成LEDが無いけど大丈夫?屋内とベランダのどちらが良い?という悩みを解決することを目指しています。

今年で2年目となる、パキポディウムの実生挑戦。

去年は播種が遅く、結果もイマイチ、悔いの残る実生となりました。

2025年の初挑戦はこちら。

夏型塊根植物の実生2025年編|6月播種・LEDなしで挑戦した結果
夏型塊根植物の実生に初挑戦。6月蒔き・育成LEDなし・明るい窓辺管理で、どれくらい発芽し、どれくらい生き残ったのかをまとめました。

今年は反省を活かすべく、早めに作戦を立てて実生に挑戦。

まだ播種から2〜3ヶ月の途中経過ですが、屋内組とベランダ組で差が出てきました。

連載の1回目という立ち位置で、一旦まとめておこうと思います。


去年の反省と、今年の方針

去年(2025年)もパキポディウム実生に挑戦しました。

ただ、播種したのが6月ごろ。

もうすでに外は猛暑、ベランダ移行のタイミングを逃して屋内管理中心になりました。

日照不足や風不足のせいか、結果あまり生育しませんでした。

去年の失敗を踏まえ、今年は早めに播こうと。

3〜4月ごろから始めて、早めにベランダ管理へ移す作戦です。

幸い、今年は昼夜問わずエアコンで20℃程度をキープできていたので、春先でも発芽可能性がある環境でした。

あとは、自作鉢で群生のパキポ畑を作ってみたいという思いつきもありました。


2026年に播いた種類と、前半・後半に分けた理由

2026年2月ごろ、メルカリで種子を購入しました。

複数の趣味家さんや業者さんから買い集めました。

播種した種類と数はこちらです。

種類播種数メモ
パキポディウム・サキュレンタム15粒変わり種パキポ枠
パキポディウム・デンシカウレ11粒ぷっくりパキポ枠
パキポディウム・サンデルシー11粒ごつめパキポ枠
パキポディウム・ホロンベンセ17粒去年も挑戦して全滅
パキポディウム・アンボンゲンセ1粒おまけでいただいた1粒
ドルステニア・ヒルデブランドティー7粒脇役。興味本位で挑戦

ドルステニア・ヒルデブランドティーも、興味本位で購入。

播種時期について、3月上旬と3月下旬の2回に分けることにしました。

3月上旬が早すぎるというリスクに対する保険です。

播種方法は前半組も後半組も同じ。

メネデールとベンレートを用法通りに希釈した水に24時間浸水してから、用土に窪みを作って種子を置き、明るい窓辺で腰水管理。

3月上旬、前半組。左はサキュレンタム(自作鉢)、中央はホロンベンセ(自作鉢)、右上はサンデルシー、右下はデンシカウレ(自作鉢)
3月下旬、後半組。左上はアンボンゲンセ、左下はドルステニア・ヒルデブランドティー(前半組含む)、中央上はデンシカウレ、中央下はサンデルシー、右上と右下はサキュレンタム

播種から1〜2ヶ月の発芽状況

2026年5月上旬の時点で、前半組は播種から約2ヶ月、後半組は約1ヶ月半が経過しました。

5月上旬、播種から2ヶ月の前半組。左はデンシカウレ、中央上と中央下はサキュレンタム、右はサンデルシー
5月上旬、播種から1ヶ月半の後半組。左上と左下はサキュレンタム、中央上はサンデルシー、中央下はデンシカウレ、右上はドルステニア・ヒルデブランドティー、右下はアンボンゲンセ

品種ごとの発芽・生存状況はこちらです。

種類発芽・生存の状況メモ
パキポディウム・サキュレンタム前半5/9、後半2/6前半は発芽したが、自作鉢粉砕で数株脱落
パキポディウム・デンシカウレ前半5/6、後半3/5前半はよく発芽。後半はなぜか細め
パキポディウム・サンデルシー前半2/6、後半1/5発芽遅め。サイズは大きめ
パキポディウム・ホロンベンセ前半0/9、後半0/8前半組も後半組もカビで全滅
パキポディウム・アンボンゲンセ後半1/11ヶ月以上経って発芽。
ドルステニア・ヒルデブランドティー前半1/4、後半0/3とても小さい。樹高3mmくらい

サキュレンタム

前半組は8割ほど発芽しました。

ただ、播種に使っていた自作鉢が粉砕するというトラブルがあって、急遽プレステラへお引っ越し。

自作したオーブン粘土鉢。中央の白い長方形プランターに播種したものの、持ち上げた際に粉砕。

その影響もあって数株脱落。

最終的な生存率は5/9です。

後半組は発芽率が振るわず、生存率2/6でした。

デンシカウレ

前半組は播種した6粒すべて発芽しました。

ただし1株脱落して、生存率は5/6。

後半組はなぜか細めで、生存率3/5です。

サンデルシー

前半組は発芽まで2〜3週間ほどかかりました。

発芽しても立ち上がれずに腐ってしまう株もあって、なかなか難しかったです。

この時点ではサイズが他品種よりも大きめで、存在感はあります。

生存率2/6。

後半組はあまり発芽せず、生存率1/5でした。

サイズは前半組同様大きめです。

ホロンベンセ

前半組も後半組もカビで全滅しました。

発芽の気配もなし。

実は去年も挑戦して全滅しています。

どうしても環境が合わないのか、それともハズレのロットを引いているのか。

アンボンゲンセ

おまけでいただいた1粒を後半組で播種しました。

5月上旬、播種から1ヶ月強のアンボンゲンセ。発芽に気がついた日。

播種から1ヶ月以上経過して、ようやく発芽。

これは嬉しかったです。

生存率1/1。

ドルステニア・ヒルデブランドティー

こちらは今回の脇役枠。

前半組の1粒のみ発芽しました。

樹高は3mmくらいで、とても小さい。


早めにベランダへ出してみた結果

5月中旬、約半分をベランダ管理へ移行。左上は別件のピーマン。左下と中央上と中央下はサキュレンタム、右上はサンデルシー、右下はデンシカウレ

2026年5月中旬に、サキュレンタム・デンシカウレ・サンデルシーの約半分をベランダへ移行しました。

去年の反省を活かし、早いうちから直射日光と強風に当ててみる作戦。

半分だけにしたのは、ビビリな性格ゆえ。

特に1株しか生存していないアンボンゲンセとドルステニアは、屋内管理のまま継続です。

ベランダ管理に移行して約2週間、幹が赤くなってしまいました。

成長点も痛んだように見える株がいくつかあります。

でもここで屋内に戻してしまうと、去年の二の舞に。

とりあえず、置き場を少し影になりやすいよう調整。

引き続きベランダ管理は続けてみます。

一方、屋内組の2026年6月上旬の様子です。

6月上旬、屋内組のサキュレンタム。葉数が増えた。
6月上旬、屋内組のサンデルシー。成長点付近にパキポらしさが出てきた。
6月上旬、屋内組のデンシカウレ。パキポ畑ができるかもしれないが、自作鉢なので粉砕リスクあり。(写真右下に鉢の割れが見える。)
6月上旬、屋内組のアンボンゲンセ。葉数が増えてきた。
6月上旬、屋内組のドルステニア・ヒルデブランドティー。とても小さい。まだ子葉に種子の殻を付けている。新しい葉には切れ込みが見える。

こちらは痛んだりせず、順調に生育中です。

遮光してベランダ管理に移すことも検討してみる余地があるかもしれません。


まとめ|今後の予定

ベランダ組は引き続きベランダ管理を続けます。

屋内組も引き続き屋内管理です。

遮光設備をうまく整えられそうであれば、屋内組のベランダ移行もありかもしれない。

もう少し株がしっかりしてきたら、置き肥も与えてみようかなと。

また目立った変化があれば、続報をお伝えします。

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