育成LEDなしで植物やれる?|観葉・多肉・塊根植物の実例

園芸

筆者は育成LEDを(今のところ)一切使用せず園芸に取り組んでいます。

その理由と、うまくいった事例いかなかった事例を紹介します。

※本記事では画像のぼかし加工に生成AIを使用しています。


育成LEDを使っていない理由

配線や機器を増やしたくない

単純に取り回しが面倒そう、というのが真っ先に来る。

配線や、点灯と消灯の運用、埃のメンテなど、タスクが大幅に増えるのは厳しい。

一度足を踏み入れると沼、際限がなくなりそうという偏見もあり、躊躇している。

小さな子どもがいる

加えて我が家には、主に床で活動している小さい子どもがいる。

床で活動しているということは、植物用LEDを下から見上げる形になる。

擬似的な太陽光を直視することになるのは、きっとあまりよくない。


2つの置き場

ベランダ

第1の置き場はベランダ
第1の置き場はベランダ

第1の置き場は、やや西寄りの南向きのベランダ。

朝から明るいが、午前中は直射日光は当たらない。

昼過ぎ頃から西日の時間帯まで直射日光が当たる。

また、妙に風が強い。

ほとんどの株は軒下に置いているが、一部雨ざらしの場所に置いているものもある。

育苗トレイはすのこに乗せている
育苗トレイはすのこに乗せている

底がメッシュになった育苗トレイを、100均のすのこに乗せた状態で、ベランダに置いている。通気性確保のため。

屋内の窓辺

第2の置き場は、窓辺の棚。

一般的なシェルフを植物棚として使用している。

窓とカーテンを開ければ、西日に限り直接入る環境。

ベランダで直射日光を当てるのは怖いかな、と思う株はこの置き場で管理している。

第2の置き場は窓辺のシェルフ
第2の置き場は窓辺のシェルフ

育成LEDなしで順調に育った主な事例

夏型塊根植物

ある程度の大きさ(発芽から1年以上経過が目安)の夏型塊根植物は、生育期のベランダ管理でちょうど良さそう。

パキポディウム、ギラウミニアナ、フォークイエリアなどは、大きく徒長することなく生育を続けている。

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冬型塊根植物の実生

2025年の年末にオトンナを播種。

3月頃(播種後約3ヶ月)まで屋内の窓辺の棚で管理。

7割程度発芽し、生育してくれたものの、やや徒長気味ではあった。

4月頃(播種後約4ヶ月)からベランダ管理へ移行

株がある程度安定してきたこともあり、日光や風の影響で生育が進んだ印象。

塊根部の肥大や、葉の展開、開花が加速した。

【写真:屋内窓辺で管理していた冬型塊根植物】

【写真:ベランダ移動後の冬型塊根植物】

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工夫が必要だった事例

パキラ

光量不足で幹が太らず

ベランダの強風を理由に、パキラは屋内管理していた。

その結果、幹は太らず葉だけ増える一方

2025年夏頃、幹は葉の重さを支えきれなくなり、大きくしなってしまった。

そこで、幹を太くしないといけない、そのためには豊富な光量で光合成させることと、風に煽られ幹を鍛える必要がある、と考えた。

2025年8月中旬のパキラ、しなる直前
2025年8月中旬のパキラ、この数日後に重さに耐えられずしなり始めた

やむを得ずベランダ管理へ

2025年9月、ベランダに移動したパキラ
2025年9月、ベランダに移動

2025年9月、パキラをベランダの雨ざらしエリアへ移動。

風で幹が折れないよう、程よく緩く、柵と幹を麻紐で固定

最低気温が10℃を下回る10月末あたりまでベランダ管理。

屋内で展開した葉はすぐに焼けて落ちてしまったが、ベランダに出してから展開した葉は焼けることなく、葉数を増やした。

幹もある程度太らせられたと思う。

夏場は用土が1日で乾くため、ほぼ毎日水やりが必要だった。

秋頃に葉にコバエが集まってきてしまい、殺虫剤も効果が薄く、苦労。

排水溝などで発生したコバエが寄ってきたと推測。

2026年は防虫ネットをかけて、4月上旬からベランダで管理中。

2026年春、防虫ネットを取り付けたパキラ
2026年春のパキラ、今年は防虫ネットを導入
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育成LEDが欲しいと感じた場面

夏型塊根植物の実生

2026年に播種した夏型塊根植物は、播種後しばらく窓辺の植物棚で管理していた。

発芽から数週間のタイミングで、実験も兼ねて半数をベランダへ移動。

結果、苗が幼すぎて直射日光はまだ強すぎた

苗が赤くなり、枯れた株も出てきた。

2026年6月中旬、ベランダ管理中のパキポディウム実生苗
2026年6月中旬、播種から約3ヶ月のパキポディウム・サンデルシー(左奥)、パキポディウム・デンシカウレ(左手前)、パキポディウム・サキュレンタム(右奥、右手前)
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植物棚に残した半数も意外と徒長はしていないものの、いつかはベランダ管理に切り替えないと光量が不足する。

育成LEDがあれば、屋内から屋外への急激な光量変化をなだらかにできたのではと思う場面だった。

ハオルチア

初めはベランダで管理していたが、ストレスカラーが強く出てしまった。

2025年7月、ストレスカラーが出たハオルチア
2025年7月、ストレスカラーが出てしまったハオルチア

直射日光が強すぎた模様。

その後、屋内管理へ変更したところ、光量不足で徒長し形が崩れてしまった。

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この件は他の要因も絡んでいるので一概には言えないが、育成LEDで屋内に快適な環境を用意できれば、もう少し安定した管理ができていたのではと思う。


LEDなし管理で一番困ること

育成LEDを使わない管理で困るのは、光が全くないことではない。

ベランダには十分な直射日光があるし、屋内の窓辺にも微量の自然光は入る。

問題は、その中間を作れないこと。

屋外では強すぎるし、屋内では足りない、というケースが多々。

先述した発芽したての実生苗や、ハオルチアが主な例。


今後も育成LEDは使わないのか

一旦の方針としては、今後も無しで行こうと思っている。

確かに現状は生育にとってベストな環境ではないが、意外となんとかなっているというのが正直なところ。

中間を作れないという問題を抱えているが、ベランダで遮光するというアプローチもありそう

今のところ良い解が見つかっていないものの、今後も検討を続ける予定。

最小努力で最大成果を出したいのが、むっとっとの欲


まとめ

育成LEDなしで植物やれるの?という問いに対する自分なりのアンサーは、ベランダで直射日光を確保できるという条件付きで、

  • 塊根植物の安定した実生苗はいける
  • ハオルチアなどちょっとデリケートな多肉植物は遮光を工夫すれば多分いける
  • 夏型塊根植物の種からの実生はちょっと厳しいかも、安定した光量が欲しいかも

といったところ。

この件に関する今後の課題は、ベランダでの遮光方法の検討。

できれば、鉢ごとに遮光するかどうかを選択できる仕組みを導入したい、というのが希望。

育成LEDなしで植物やれるよ!となれば、園芸の裾野はぐっと広がると思うので、この取り組みが少しでも園芸界の足しになれば嬉しい。

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