この記事は、観葉植物や塊根植物などを育てている人の、
用土の虫対策と管理の楽さを両立させたい、という悩みを解決することを目指しています。
現在管理している約60鉢のほとんどが、ほとんど同じ配合の無機質用土。
約4年間使って、今後も使い続けたいと思っている。
この記事では、その変遷と、良いこと悪いことを整理します。
虫が嫌で無機質用土を使い始めた
2022年に見たYouTube動画で、虫対策には無機質用土を、という知識を得た。
当時は有機質用土を使っていて、土の中に小さなミミズのような虫が発生したことがある。

筆者は虫が大の苦手。
そこで、虫が発生しにくいと聞いた無機質用土への変更を考えた。
無機質用土の変遷
1.プロトリーフ 室内向け 観葉・多肉の土
先述の動画を見て、いざホームセンターへ。
すると「室内向け」と書かれた製品を発見。
原材料は鹿沼土・パーライト・赤玉土・化成肥料とのこと。
購入したのは「プロトリーフ 室内向け 観葉・多肉の土」。
パキラ、サンスベリア、ストレリチアあたりを植え替えたと思う。

2.単品で売られている用土を配合
植え替えをしていると、用土は意外とすぐ足りなくなってしまう。
ホームセンターに調達しに行くも、お目当ての用土が品切れなんてことも多々。
そこで、「プロトリーフ 室内向け 観葉・多肉の土」の原材料を真似して自作することにした。
使ったのは次の3種類。(空袋の写真しかなくてごめんなさい。)

- 加川華園 赤玉土 小粒 10L
- 加川華園 鹿沼土 10L
- プロトリーフ パーライト 10L
ホームセンターで各10Lを購入して合計30L。
目標にした「プロトリーフ 室内向け 観葉・多肉の土」は赤玉土か鹿沼土が多く、パーライトは少なめだったと思う。
ただ、今回はそんなにこだわらなくていっか、ということで全て10ℓずつ同じ比率で購入。
用土の空袋に同じ分量ずつ入れて、袋の中で混ぜれば完成。

化成肥料は、マグァンプKで代用。

現在も不満なく使用し続けている。
この時用意した30ℓと、これまで使用していた「プロトリーフ 室内向け 観葉・多肉の土」は、植え替えのたびにごちゃ混ぜになって再利用され続けている。
そのため赤玉土が崩れて割合が減っていると思うので、近々少し足してもいいかもしれない。

3.高級赤玉土を使用した無機質用土
複数の園芸系YouTuberさんが紹介していた、崩れにくくて上質な焼成赤玉土を購入。
使った材料は次のとおり。

- 三本線 超硬質 焼成赤玉 小粒 14L
- 硬質鹿沼土 小粒 5L×2袋
- LIFELEx パーライト 5L×2袋
- ゼオライト 500g×2袋
そして今回は根腐れ防止に効果があるとされるゼオライトも購入。
大きめの透明ケースを用意し、その中で混ぜれば完成。


この焼成赤玉土は、通常品より明らかに硬い。
粒が崩れにくい印象がある。
ちょっとした高級品なので、小さめの鉢でのみ使用中。



無機質用土に統一して楽になったこと
用土由来の虫が今のところ出ていない
有機質用土では、土の中に小さなミミズのような虫が出た経験がある。
無機質用土へ移行後、用土由来と思われる害虫は今のところゼロ。
乾湿が目で分かりやすい
赤玉土は、濡れていると濃い色、乾くと明るい色になる。
表面を見て、乾燥の進み具合を大まかに判断しやすい。


排水性が高い
そのおかげで、乾湿のメリハリをつけやすい。
また、塊根植物などが生育緩慢な時期に、用土が早く乾くことで根腐れリスクを下げることができる。
株や鉢ごとの差を比較しやすい
多くの鉢で同じ用土を使うと、次の差が見やすくなる。
- この鉢だけ早く乾く
- この株は水をよく吸っている
- 根が増えて乾燥が早くなった
- 大鉢なので湿りが長く残る
用土の違いが少ないため、株や鉢そのものの状態を比較しやすい。
用土の在庫管理が楽
植物ごとに専用土を揃えると、どれがどれだかややこしくなる。
同じ用土なら、複数の鉢を植え替えるときにシェアしやすい。
本当は用土の再利用の際には天日干しなどのプロセスが必要だが、筆者はサボってしまうことが多い。
無機質用土に統一して困ったこと
水やり頻度が増える
排水性がよく乾きやすいので、逆に言えば水やり頻度が上がる。
幼い苗や水切れしやすい品種は、腰水などの工夫が必要。
水やりの考え方については、こちらの記事も参考にしてほしい。


鹿沼土に藻が生える
鹿沼土は湿っている時間が長いと藻が生えやすい。
そのため腰水管理の鉢の用土には藻が発生してしまっている。
特に生育に問題はないとのことだが、見た目が良くない。
品種ごとの理想用土ではない可能性
本当は有機質の柔らかい用土を使用するべき品種でも、硬い無機質の用土を使用してしまうことで、生育や水やりなどが理想通りにできないことがある。
肥料と例外
無機質用土には、有機質培養土のような養分が含まれない。
そのためほぼすべての鉢で、植え替え時にマグァンプKを使用している。
生育期の株には置き型肥料も使う。
また、例外として小松菜とシソを屋内限定で管理しており、それらには野菜用の用土を使用している。
水挿しで管理している植物は用土を使わない。
これらを除いた鉢植えの園芸用植物のほとんどを、共通の無機質用土で管理している。
まとめ
無機質用土を使用することも、無機質用土に統一することも、メリットがデメリットを上回っていると判断して採用している。
品種ごとの理想の管理ではないかもしれないが、害虫対策や管理の楽さを考慮すると、ちょうど良い落とし所のように思う。
今後もこの方針を継続予定だが、もし用土を継ぎ足すことがあれば、藻の観点で鹿沼土を日向土などに変更することを検討したい。


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