続・ハオルチア栽培が苦手|交配種編

園芸
この記事は、ハオルチアの交配をやってみたい人の、
発芽してからの育て方がわからないという悩みの解決を目指しています。

導入

前記事で、ハオルチアの栽培が苦手だという話をした。

ハオルチア栽培が苦手|トラブル3つと対処法を考察
ハオルチアを2024年秋から管理してきましたが、徒長・赤み・葉の減少など、たびたび不調を起こしました。起きたトラブル3つと原因の推察、今後の管理方針を整理しています。

その苦手意識は、交配実生がほとんど残らなかったことで、さらに強くなっている。

交配、結実、採種、発芽までは進んだ。

ここだけ見れば順調。

しかし、発芽後の管理で少しずつ苗を減らし、播種から約1年後に残ったのは1株だけだった。

今回は、交配から現在までの経過と、苗が減った原因として考えていることをまとめる。

同じようにハオルチアの交配や実生へ挑戦する人にとって、発芽後の管理を考える材料になればと思う。


経過

実際に行ったハオルチア交配と、播種後の経過です。


2025年3月下旬

母株はブラックベルディアナ。

父株はピクタ。

受粉作業直後。

ブラックベルディアナに、ピクタから採取しておいた花粉を塗布した。


2025年4月上旬

花の根元付近に種鞘が形成された。

結実した模様。


2025年4月下旬

種鞘が膨らんできた。


2025年5月上旬

親株のブラックベルディアナ。

花茎が倒れないよう、割り箸をつないだ支柱を立てている。

支柱がダサすぎる。


2025年5月中旬

ブラックベルディアナから収穫。

黒いカケラのようなものが種子。

この日のうちに播種した。


2025年5月中旬

その後、ブラックベルディアナとピクタの交配種が発芽。

この記事内では「ブラックベルピクタ」と呼ぶ。

交配から発芽まではまあ順調。


2025年5月中旬〜下旬

別に交配していたオブツーサからも種子を収穫した。


2025年6月上旬

オブツーサとブラックベルディアナの交配種が発芽。

この記事内では「オブツーディアナ」と呼ぶ(予定でしたがここでしか出てきません。)。


2025年8月中旬

複数の苗が残っている。

ただし、播種から約3か月が経過している割に、あまり大きくなっていない。

この時点で、生育が順調ではないことを疑うべきだった。


2025年10月下旬

苗数がさらに減った。

発芽直後の水切れを恐れ、長期間にわたって腰水管理を続けていた

屋内の窓辺で管理し、光や風も強くはなかったと思う。

それでも、苗が小さいから環境を変えない方が安全だと考え、そのまま管理を続けた。

結果として、減り始めた段階で管理を見直せなかった。


2026年6月上旬

播種から約1年。

ブラックベルピクタが1株だけ残った。

オブツーサとブラックベルディアナの交配種は残っていない。

生存している1株も、実生1年としてはかなり小さい。

交配相性以前に、発芽後の育苗管理がうまくいかなかったと考えている。


1株まで減った原因を考える

正確な原因は断定できない。

ただ、今回の管理を振り返ると、主に次の2点が気になっている。

腰水管理を長く続けすぎた

小さな苗を水切れさせるのが怖く、長期間腰水を続けた。

発芽直後には乾燥を防ぐ役割があったと思う。

一方、苗が育ってからも同じ管理を続けたことで、用土が常に湿った状態になっていた。

過湿や根の不調が、苗数を減らした一因だった可能性がある。

腰水を続けること自体より、苗の成長に合わせて水分量を変えなかったことが問題だった。

屋内窓辺で光と風が足りなかった

苗が小さいため、強い光へ出すことを避けていた。

管理場所は屋内の窓辺。

明るくは見えるが、屋外と比べれば光量も風通しも少ない。

2025年8月の時点で成長が鈍かったため、秋の生育期には日差しへ徐々に慣らし、もう少し明るく風のある環境へ移す余地があった。

直射日光へ急に出すのではなく、苗の様子を見ながら環境を変えるべきだったと思う。

今回の失敗から分かったこと

今回、交配、採種、発芽までは進められた。

難しかったのは、その先。

発芽した苗を、水切れさせないことだけ考えて管理してしまった。

しかし、苗が残っていても、大きくならず、少しずつ数を減らしているなら順調とはいえない。

今回の経験から、次に実生へ挑戦するときは、次の点を見直したい。

  • 発芽後も腰水を固定せず、苗の成長に合わせて水分量を変える
  • 苗数が減り始めた段階で、同じ管理を続けない
  • 屋内窓辺だけで長期間管理せず、適期には光と風へ徐々に慣らす
  • 水切れだけでなく、成長が止まっていないかを見る

残った1株がブラックベルピクタだったからといって、この交配だけが丈夫だったとは判断できない。

播種数や管理条件がそろった比較ではないためである。

今言えるのは、交配の成功と、実生苗を育て切ることは別だったということ。

まとめ

ハオルチア栽培を総括すると、

塊根植物のノリで水をやったり日に当てたりすると失敗するよ、ということになる。

全く違う種だからそりゃそうだろ、という指摘は全くその通り。

ただ、うちの塊根やサボテンはタフで、雑に似たような管理をしても育ってくれてしまう。

これが甘えに繋がった。

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ハオルチア栽培の基本方針は、前記事の最後にまとめた。

ハオルチア栽培が苦手|トラブル3つと対処法を考察
ハオルチアを2024年秋から管理してきましたが、徒長・赤み・葉の減少など、たびたび不調を起こしました。起きたトラブル3つと原因の推察、今後の管理方針を整理しています。

ひとまずこの方針でがんばってみたい。

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